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青竜の城

青竜の城

琵琶湖ラン3(181km)

琵琶湖ラン2007(07/09/16)

琵琶湖ランチェックポイント
☆1 唐橋(10km)
☆2 白髭神社(50km)
☆3 野口交差点(75km)
☆4 大音交差点(95km)
☆5 道の駅「近江母の里」(120km)
☆6 長命寺(150km)
ゴール 矢橋帰帆島(180km)


早朝の5時57分。帰帆島をスタートしました。去年は前半に飛ばしすぎて後半にバテでしまったので、今年はできるだけゆっくり走ろうと決めていました。ついつい唐橋までは飛ばしてしまいがちなのですが、できるだけ気持を抑えつつ走りました。楽しもうという気持は、唐橋で「もう疲れた」とn_o_y_a&モグさんに冗談めかしていたことからも分かると思います。すると突如雨が降り出しました。今年の道のりの厳しさを暗示しているようで、少し気分が重くなったなあ。

去年バテた原因が、白髭まで28km/mというハイペースを保ち続けたからなんです。ですから、今年は26km/hくらいでした。これでも速いのですが、まったく足に負担がかかっていないようだったので、そのまま走りました。この区間では、走者の先頭から最後尾までがまだ近いので、サポートの車が頻繁に通り過ぎるのです。窓から手を振って「がんばれー」と言ってくれる先輩の声に励まされながら、軽快に歩を進めました。

白髭神社を通り過ぎると、すぐに国道161号の分岐が待っています。旧道とバイパスとの分岐点です。正規のルートは旧道ですが、僕は今年、はじめてバイパスを選択することにしました。実は先週、福井から帰ってきたときにこのバイパスを体験していて、「いける」と思っていたのです。バイパスというのは交差点が無く、路肩も広いので車が怖くなければかなり走りやすいのです。バイパス終了まで約15kmを30km/hで駆け抜けることが出来ました。

その後、マキノに峠があるんです。なかなかな勾配の上りがしばらく続きす。1年のときはこの坂道に苦しめられました。しかし、今年はなんなくクリア。「あれ?もう終わった?」という感じでした。まあそうですよね。僕はこの1年間、数多の峠を制覇してきているわけですから。傾斜7~8%が10km以上続く、なんてことが普通だったわけです。そういった個人的なターニングポイントを通過し、直後のコンビニでウィダインゼリーでカロリー補給。すぐに野口交差点へ向かいました。

野口交差点を右折すると、すぐにトンネルが待ち構えています。1年のときから抱えていたトンネル恐怖症はすでに完治。逆に涼しくていいじゃないか、と思えるくらいになりました。そのおかげで苦も無くトンネルロードを通過していきます。特にこの道は下り坂が多いので、気がつけば30km/hを越えているなんてことが普通なのです。二つ目のトンネルを越えると、塩津の交差点が見えてきました。ここにはコンビニがあり、ここを通過すると20kmほどコンビニが無いらしいのです。ですが、僕は敢えてスルー。だってまだカロリー補給してから20kmしか走ってないんだもん。足も軽いし、休んでいる場合じゃない! そう思って交差点を右折すると、コンビニから後輩のバッシーが出てきました。一度僕が追い越すと、しばらく付いてきました。トンネルの中も僕についてきてたのが、ちょっと怖かったです。そして大音に到着。このときは知らなかったのですが、僕がこの区間1位だったそうです。

大音交差点を右折すると、いよいよ琵琶湖の東にやってきたことになります。あとはひたすら南下するだけ。しかしここは毎年向かい風が強いんです。それは今年も同じでした。体力はまだ心配ない。ですがここで残りの体力をかなり削られることになりました。さすがにここで24km/hは頑張りすぎたかな。途中までバッシーが付いてきてましたが、気がつけばいなくなってました。ここで「俺速いんじゃね?」と思えました。向かい風をつっきっていると、公園らしきものを左側に発見。去年、限界が来て休んでいた場所です。去年の自分を超えた気がして気分よく長浜城下のコンビニに到着。ここで2度目のカロリー補給。菓子パンをひとつ食べました。去年はここで腹痛に苦しんでました(笑) 少しだけ長めに休憩を取った後、次のチェックポイントまでは24km/hかっとばしました。チェックポイントでは先輩、寝てたんだけどね~(苦笑)

道の駅「近江母の里」を鮮やかに通過したものの、突然アクシデントがやってきます。右足に激痛が走ったんです。太ももの筋肉がピシッて。手で軽くマッサージをしたり、軽く曲げ伸ばししたりして走っていたのですが、いっこうに重さが取れません。止む終えず停止ししました。どうやら酷使しすぎたせいで、釣ってしまったようです。気をつけてみると、両足がぴくぴくと痙攣しています。肉離れかと心配していたので少し安心はしたものの、今後のリタイアを覚悟しました。この後ももう一度このような症状になったので、ストレッチをして再び走り始めました。

長命寺の手前で、不自然に左折して迂回する場所があります。それまでは気がつきませんでしたが、左折したと単にものすごい風。しかも向かい風です。140kmにきてこの風はヤバイ。22km/hほどだった速度も18km/hほどに落とさざるを得ず、体力も予想外に消費するという事態になりました。ここは辛かったなあ。それにこのあたりで突然陽射しがきつくなってきたので、これも体力消費の原因かもしれません。まあ40度のなか走った経験がある僕には、33度なんて減速の原因になるとは思えませんが(笑)。そして長命寺近くのコンビニで休憩になりました。

コンビニで3度目のカロリー補給。ウィダインゼリーを掻きこむと、急いで出発しました。この時点で12時半。残り30kmを1時間半で走りきれば、8時間を切ることが出来ます。この実現可能な目標を、当然目指していました。8よりも7のほうがカッコイイじゃないですか(笑)。最後の力を振り絞って22~25km/hで湖岸を走り続けました。もう速度を安定させることができなくなっていたんです。気がつくと、「7時間台」への思いよりも「早く帰って休みたい」という気持が強くなっていました。

走行距離170km、ついに琵琶湖博物館の手前までやってきました。あと10km! ラストスパートをかけようと足に力を入れようとしたのですが、もう足が意識から離れてしまったように動きません。ただただ勝手にペダルを回転させているだけ。あと少し、急げ、と焦る気持とは裏腹に足が言うことを聞きません。ついに平地にもかかわらず速度は20km/hを下回るようになってしまいました。疲労困憊。お腹がすいた。のどが渇いた。見覚えのある建物が見えてきた。早くつきたい。急げ。急げ。急げ。体が動かない。心と体の摩擦に激しい葛藤を抱えながらも、ついに「←矢橋帰帆島」の標識を発見! ここからゴールまで約1kmです。この1kmが長かった。流石にラストスパートをかけたいと思って力を入れようにも、力の入れ方を忘れてしまったように不可能でした。

そして14時4分、ついにゴール。
最後にはペダルを漕ぐ力も残っていなかったのか、慣性力を利用しての到着となりました。まさに限界まで走りきった道のりでした。足はガタガタ。自転車から降りたとき、しばらくは伸ばすことも曲げることも不可能な状態でした。ここまで自分の力を使い切ったのは初めてで、疲れ果ててはいるものの、すがすがしい満足感が僕の体を満たしていました。三年目の琵琶湖ランで最高の結果と記憶を残すことができ、めちゃくちゃ嬉しい気持でいっぱいです。機会があれば来年も・・・・・・?

走行距離:181.1km
平均速度:23.9km/h
最高速度:56.0km/h

走行時間:8hours 7minutes

総合順位:No.2


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